月山を歩く(20190914_05)
やっと山頂についた。
ひぃひぃ言いながらやっとの思いで山頂へ到着。
坂を登りきったところから下界をみると雲に隠れる場面が増えたように思える。
今日は、登り始めは天候がよかったがどんどん雲が通過するようになった。
しかも、風が吹き始めるようになった。
山頂からまわりを見渡すと東南から北東へ終りの見えない山並が見える。奥羽山脈だ。
みちのくをふたわけざまにそびえたまふ・・・と、歌人斉藤茂吉は表現した。
福島から青森まで東北の中央に連なる山脈。蔵王もその中のひとつだ。
南南西の方角に朝日連峰の峰々が見える。その先には飯豊連峰が見える。
朝日飯豊の峰々も延々と南につづく。
そのまた南には吾妻連峰がうっすら見える。
ふりかえって北北西をみれば鳥海山の頂を見ることができる。
月山の山頂へ来れば日本百名山の山々を一望に眺めることができる素晴らしい場所だ。
ただし、天候に恵まれた場合のはなし。
あいにく、今回は雲に阻まれまわりをみてもそれらの山々をきれいに見ることはできなかった。
鳥海山の頂を見ることがやっとであった。
ちょっと残念!!!
月山を歩く(20190914_04)
牛首分岐から歩いてきてガレ場に差し掛かった。この登山道で一番大変な場所だ。急な斜面の上に大小の岩や石が山頂まで続いている。足元に注意しながら登っていく。
月山は修験の山だ。修験のために登ってくるとこの登り坂はまさに修行。下から登ってきてクタクタになっているところに急斜面のガレ場だ。でも、それが修行になるのだろうと思う。この先にある終着点のための最後の難関だ。
足場が悪い上不規則な岩や石を踏み上がるため結構な体力を使う。まわりをみると登っている人たちは汗をかきかき登っている。山頂まで一気に登っていくにはちょっと厳しい。登山に慣れた体力のある人なら一気に登っていくだろうが...。休みながら一歩一歩登っていく。途中に休憩をはさみ、眼下に見える景色を堪能しながらゆっくり行こう。
ここを登りきると山頂に到着だ。山頂につけば素晴らしい景色が見れる、見ながら食事ができると思うとこの坂を頑張れる力が湧いてくる。
月山を歩く(20190914_03)
姥ヶ岳の分岐を月山山頂に向かって歩き出す。
まずは、途中の牛首へめざしてGO。
ここからは、しばらく中腹を歩いていく。地形図の上からみれば等高線に沿って歩いていく感じだ。
登山道には木道が敷いてある。この道は上を見ても下を見ても高原になっている。樹木はなく草が一面広がっている。遅咲きのニッコウキスゲが数輪咲いてるが見ごろは過ぎていた。
この道から見える景色は、朝日連峰方面を見るができ、峰々を眺めることで自然を感じることができるとても良いビューポイントだ。
やがて木道もおわり通常の登山道に戻る。別登山道と合流地点牛首下分岐だ。ここからまた登り坂に入る。平坦な道から登り坂になるので、ゆっくりゆっくりペースに戻してオーバーペースにならないように気を付けてのぼる。ここを登りきると牛首分岐点に到着する。ここは一休みできるスペースがあるのでちょっと一休み。
これから始まる急登ガレ場に備え、行動食、水分補給で準備万端しよう。
月山を歩く(20190914_02)
リフト上駅を降車すると、登山口となる。ストレッチして登山準備。ゆっくりと姥ヶ岳方面へ歩く。
歩いて約10分、姥ヶ岳山頂と月山山頂へ向かう分岐に差し掛かる。ここは休憩スペースになっていて簡易なベンチも設けられている。ここから月山山頂は北に向かって北東に見える。今日は天気が良いので山頂部がはっきり見える。
この場所は、ゲレンデになる場所で例年4月中旬から6月まで全国からスキー、スノーボードを楽しむ人たちで賑わう場所だ。今は残雪はなくなり夏の名残りが残っている。広い高原は緑一面覆っている。
ここから、月山山頂方面へ歩いていく。
月山を歩く(20190914_01)
9月14日(土曜日) 天気(快晴) 弱風あり
3連休の初日 月山を歩いてきた。
この日は、とても素晴らしい天気で秋晴れそのものだった。朝は少し冷え込んだが日中は暑かった。姥沢駐車場にはすでに多くの登山者の車が駐車していた。地元の車しかり関東方面から来た車もある。連休だけあって人手があった。
さっそくリフトに乗車し移動する。リフトも10分ほど乗っていなければならない。ゆっくり上に進んでいくリフトから見える景色も今日はサイコーだ。青空に向かって進んでいくリフトに揺られながら気分はどんどんテンションが上がっていく。「今日はどんな素晴らしい景色に出会えるのだろう」
そんな気分で撮影したのがこの写真。リフトの左手側に見えてくる山が姥が岳。初秋の青空に赤味が出てきた山頂と中腹の緑がとてもきれいだった。雲がなく透きとおる空と山の色合いがとてもよい。